2013年 03月 01日
メカニカルフィルターのお掃除 |
昔作った真空管式受信機には国際電気のメカニカルフィルターを装備している。1970年当時¥4950と結構なお値段。でもアマチュアでも手が届くありがたいフィルターでした。これとダブルギアのダイアルを組み合わせてSSB専用とした受信機ですが、いろんな方のHPを覗くとフィルター内のスポンジが劣化するとのこと。そこでフィルターを分解しクリーニングに挑戦。
ガスレンジで温めて半田の封を解いてみると・・・やはりスポンジはボロボロに
丁寧に劣化したスポンジを取り除いた心臓部
スポンジの代わりに手持ちのオイル吸収繊維で包み込む
半田で封をし受信機に組みこむ
IFTを再度調整し総合特性を確認・・・中心周波数が300Hz程度高くなり-3dB幅も
1.6kHzから2.0kHzと本来の値に戻る
最後に受信感度の確認をする・・・感度自体は1μVでSINAD20dB程度とクリーニング前と
変化はなかった(少しはアップを期待してたけど)
受信してみて大きな変化は感じられなかったが、メカニカルフィルターのクリーニングと
いう技が得られたのは収穫でした。
ガスレンジで温めて半田の封を解いてみると・・・やはりスポンジはボロボロに
丁寧に劣化したスポンジを取り除いた心臓部
スポンジの代わりに手持ちのオイル吸収繊維で包み込む
半田で封をし受信機に組みこむ
IFTを再度調整し総合特性を確認・・・中心周波数が300Hz程度高くなり-3dB幅も
1.6kHzから2.0kHzと本来の値に戻る
最後に受信感度の確認をする・・・感度自体は1μVでSINAD20dB程度とクリーニング前と
変化はなかった(少しはアップを期待してたけど)
受信してみて大きな変化は感じられなかったが、メカニカルフィルターのクリーニングと
いう技が得られたのは収穫でした。
by enigma6146
| 2013-03-01 20:40
| ラジオ・無線
|
Comments(6)
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TubeTech
at 2013-03-02 00:27
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はじめまして。アメリカからよく見にきております。1970年同時代に日本で買ったCQ出版のSSBハンドブックをいまだに持っていますが、それに載っているメカニカルフィルターの内部を写真で見れてとても感慨深いです。 コンデンサとジャンクの水晶を組み合わせてフィルターみたいなものを作ったりしてたのを思い出してなんとも懐かしいです。
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CPU.BACH
at 2013-03-02 01:57
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おや、さりげなく7360.
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enigma6146 at 2013-03-02 10:15
TubeTechさんコメントありがとうございます。
私も1971年版の「SSBハンドブック」未だに読んでいます。それとは別にJA1ACB難波田OM著の「アマチュア無線の新技術」(無線と実験別冊)もなかなか内容が濃くていまだに本棚に。今は中古のスペアナなんかも使えるようになり実験や調整がやりやすくなりました。
ラジオ少年もいつのまにかラジオ老年に・・・でも半田付は楽しいですね。
TubeTechって球式マイクロフォンアンプを出していますが、なにか御関係がおありでしょうか?
私も1971年版の「SSBハンドブック」未だに読んでいます。それとは別にJA1ACB難波田OM著の「アマチュア無線の新技術」(無線と実験別冊)もなかなか内容が濃くていまだに本棚に。今は中古のスペアナなんかも使えるようになり実験や調整がやりやすくなりました。
ラジオ少年もいつのまにかラジオ老年に・・・でも半田付は楽しいですね。
TubeTechって球式マイクロフォンアンプを出していますが、なにか御関係がおありでしょうか?
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enigma6146 at 2013-03-02 10:20
CPU.BACHさん、7360ってすごい球だーなんて言われてましたね。SSBゼネレーターも作ったのですが、7360の平衡変調段でキャリアサプレッション-31dBと当時のメモが回路図に書き込まれてました。そんなにとれたかなー、今度スペアナで再度確認してみます。
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CPU.BACH
at 2013-03-03 20:29
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-31dBとはすばらしいですね。私は7360を使ったことがありませんが、令名はかねがね。
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enigma6146 at 2013-03-03 21:37
オシロスコープでDSB波形とキャリアを観察し算出したので、レンジ間違いや計算違いがあるかもです。キャリアのヌルポイントはクリチカルですが。